くちびるにはなうた
2006年4月〜求人誌「週間FREE」誌上で連載中
毒も花もある日々のうた
これまでしてきた仕事や、今の仕事やくらしについて書いています
2008年 1月8日
くちびるにはなうたーvol.86 「走れ☆ホーリーホック!ブラスバンド演奏」 |
2008年はじめてのくちびるにはなうたです。今年もどうぞよろしくお願いします。 ♪「うまれかわり」 年おわり はじまりと |
2008年 1月17日
くちびるにはなうたーvol.87 「冬の風景」 |
庭でたき火をしました。というのも、去年の七夕の日に同居人や集まった友達と一緒に作った笹の葉かざりを、そろそろ燃やした方がいいのでは、ということったからです。思い立ったら吉日。外は木枯らし。風に飛ばされないように注意をしながら庭の柿の木の枯れ葉を集めて、笹かざりの上にどっさりと積みました。さつまいもを中にしのばせることも忘れませんでした。いざ着火。笹の葉も柿れ葉も、からからに乾いていて、紙のように良く燃えました。木枯らしが火を煽り、葉っぱたちをあっという間に燃えかすにしてしまうので、何度も枯れ葉を集めてくべました。くべる、なんていう動詞は、久しく使っていなかったなあ。煽る、くすぶる、飛び火する。火から生まれて、人の行動を例えるような動詞が結構あるなあ。なんていうことを思いながら、火を眺めて煙に包まれていると、幸せな気分でした。どうしてだろう?ふむ。火を絶やさないようにがんばる、という動作も楽しいのでした。ふーん。そろそろ焼けたかな?割ってみた焼き芋からは湯気が上り、驚くほど甘かったのです。ピース。 ♪「冬眠」 枯れ葉をめくると 外は木枯らしの音 |
2008年 1月21日
くちびるにはなうたーvol.88 「ホッキョクグマ」 | ||
圧倒される、という経験は、大人になるとそうしばしば出くわせるものではないと思うのだけれど、この映画を観ている間ずっと、圧倒されていました。「アース」。北極から南極までを2時間あまりで旅する映画。大自然や動物をありのままにとらえて見せてくれました。地球上の美しいもの、いのち、全部をこの目で見てみたい。そう思うことはあっても、実際にそうできる人は滅多にいないのでしょう。代わりに撮ってきて見せてくれる人に感謝するしかありません。同じ地球のうえなんだよなあ。映画の間、そう何度も思いました。どうしてほとんど他の動物に見られることのないホッキョクグマがあんなに愛らしいんだろう。なんで、どうして、と誰にも聞けない自然の不思議が連続して、地球は回り続けているみたいでした。どうして人間は地球の温度を上げて環境を壊そうとしているんだろう。映画が終わると、最大の疑問は自分自身に返ってきていました。無力感が体中にずっしりと残って、なかなか席を立てませんでした。何かしなくちゃな。映画館を出ると、ロビーにはホップコーンと飲み物のカップゴミが山積みになっていて、とても悲しくなったのでした。 ♪「今年いちばん」 寒い日 明日降ります 2008年 1月26日
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